さて、はじめに。
「ためいき紺夜」においで下さった皆さん、どうもありがとうございました。
地震の事もあり、今回の展示の開催も考える所はあったのですが、
これ以上にドン底で展示をする事はもはや無いだろう。という思いもあって、
踏み切らせて頂く事になりました。
いつも以上に、きっと心も身体も疲弊している時。
なので、少しでも絵達が力になれたら良い。
そう、願います。
感情的に書きなぐった「コンセプト」を見れば分かる通り、
今回の展示はとても気概が強いのです。それに尽きます。
僕自身は割合子供の頃の記憶が残っている方らしく、
「クラムボン」さんには小さい時にとても良くして頂いていました。
帰り際に、クッキーをおまけして貰っていたを覚えています。
僕にとっては、ここで展示をさせて頂けるのは、他の何より名誉な事、なんだと思います。
あくまでも、僕にとってですが。
それもあって、
自分の描きたい事はもとより、この空間のこの場所を同じ様に気に入って、
通って下さっている方々のお邪魔にならない様、考えたつもりです。
老舗の喫茶店で、地元の常連さんが居るお店。
だからこそ、
余所者の身としては、ちゃんと馴染んで受け入れて貰えたらな、という気持ちで臨んでみました。
十分だったのか、どうなのか。
その辺はおいおい、モリオカで制作や発表をして行くうちに付いてくるのでしょう。
早く向こうに住所を移したいですね。
この若輩者に付き合ってくれる、旧い建物と出逢えるのを信じます。
どうか、すてきな縁がつながります様に。
僕は絵達と何処へでも行けるから、呼んで貰えるなら、何処へでも行きたいです。
どうか皆様にも、ステキな縁があります様に。
ご覧頂けて嬉しかったです。どうもありがとうございました!
2011.5.16 佐原叶夜